尚志会について
尚志会は、仙台三高を卒業した同窓の交流の場です。仙台三高同窓生は、卒業後もその絆は深く、母校に対して親身になって考え、現役の支援も活発に行っております。また、年1回開催の総会をはじめ、各地に支部があり、同期会、クラブOB・OG会なども活発に開催されています。皆さんも、尚志会の活動に参加しませんか。
会長あいさつ
仙台三高創立60周年を前に思う
このたび、齊藤久芳会長の後を引き継ぎ尚志会会長を務めさせていただきます11回生の田中康義と申します。よろしくお願いします。
さて、宮城県仙台第三高等学校も令和5年で創立60周年を迎えることになりました。卒業生は19,805名となり今や各界の中心となって多くの仲間達が堂々と活躍しています。
私は、大学卒業後、母校で非常勤講師をし、その後、高校の教諭として社会人をスタートしました。それから数多くの尚志会会員の皆さんと出会い、たくさんの教えや刺激や元気をいただきました。次年度に創立60周年を迎えるにあたり、さまざまなことに思いを馳せました。
仙台三高の開校は1963年(昭和38年)です。ここで、私は今まで考えもしなかったことが頭に浮かんできました。あの逞しい1回生が生まれたのは第二次世界大戦終了、つまり1945年(昭和20年)からたった2・3年後のことではなかったかと。戦争は遠い過去の事ではなかったのです。そういえば、私が小学校低学年の頃、戦争で片脚や腕を失った傷痍軍人の方が、道端に立ち松葉杖をつきながら白い病衣姿でヘルメットを逆さに置き、お金を恵んでもらっている姿をたびたび見ていました。戦後、日本が主権を取り戻すまでは戦場で戦ったことに対する恩給をもらえず生活が苦しかったそうです。
仙台三高の開校当時の先輩たちは、爆撃を受けた記憶はなくても、戦後の復興真っただ中を生き抜いてきた方々だったということをこの年になって初めて実感しました。この先輩たちの心意気を表現した言葉が私たちの同窓会の名前だったことも理解しました。以下は前会長さんのHPのごあいさつ文からの引用です。
『尚志』は、学びの道、生きる道を指し示す言葉です。いかにして志を高めるか。『尚(たか)き志』を求める姿が、昭和、平成、令和の60年を貫く伝統精神です。仙台三高が開校した1963年(昭和38年)の3年後、同窓会『尚志会』が発会しました。
話は跳びますが、仙台三高が私服になったのは、5回生ぐらいの頃だそうで、先輩達のエネルギーと『尚き志』の象徴だと思います。
男女共学になったのは2009年(平成21年)です。OBが集まり「宮城県の公立高校共学化が避けられないのならば、早いほうがいい。その方が学校は盛り上がる。」などの他いろいろな意見もありましたが、各尚志会支部の熱い意見を集約し納得したうえで素早く共学の方向に舵を切ったのが功を奏し、現在の現役生の躍進にも繋がっていると信じています。
新型コロナウイルス感染拡大前後の尚志会役員の様子は、AI時代に入った若者の発想や技術力、そして女性の観点からの広い視点が見られ次の時代に即した感性も尚志会に注入され始めています。卒業生は30代までは自分の仕事や人生に社会人として突っ走っていることでしょう。それでも、ふと周りを見てください。『尚き志』を持った同僚や先輩に出会うことがあるはずです。『自分の生き様』とそのようなつながりが人生の『無形の財産』となるのです。
ところで、10年前は「もうすぐAI時代になって仕事の半分は人間がいらなくなる。」とか、「地球温暖化を防がなくては。」などと未来対応の話題が盛んでしたが、今年に入ってそのような話題を打ち消す戦争が始まってしまいました。日本の周りもミサイルが日本の上空を飛び越えたり、外国の軍艦が領海内を航行したり物騒になっています。食料や石油、精密機械の原材料の流通も滞っています。
社会人や高校生一人ひとりが世界平和を頭に置きながらそれぞれの道を切り開いていく時代です。
このような世の中であるからこそ、コロナ禍にあっても尚志会の相互交流、情報提供を盛んにすることが必要であると考えますし、母校と現役生徒への支援が日本の未来を明るい方向へ導いてくれると信じています。尚志会会員皆様のより一層のご支援とご協力を心からお願いします。まずは、『尚志会報79』をご覧いただき宮城県仙台第三高等学校創立60周年に向け、記念事業を計画していますのでよろしくお願いします。
尚志会 第10代会長
11回生 田中 康義
歴代会長
- 初代松本 侠1回生
- 昭和46年度(1971年度)~昭和47年度(1972年度)
- 2代近江 嘉彦1回生
- 昭和48年度(1973年度)~昭和59年度(1984年度)
- 3代氏家 英樹1回生
- 昭和60年度(1985年度)~平成5年度(1993年度)
- 4代浅見 洋平1回生
- 平成6年度(1994年度)~平成8年度(1996年度)
- 5代叶 隆1回生
- 平成9年度(1997年度)~平成15年度(2003年度)
- 6代金丸 英男2回生
- 平成16年度(2004年度)~平成18年度(2006年度)
- 7代高橋 強3回生
- 平成19年度(2007年度)~平成22年度(2010年度)
- 8代秋葉 俊裕4回生
- 平成23年度(2011年度)~平成26年度(2014年度)
- 9代齊藤 久芳9回生
- 平成27年度(2015年度)~令和3年度(2021年度)
- 10代田中 康義11回生
- 令和4年度(2022年度)~
住所等変更届
尚志会の会員には年1回の会報をお届けしております。住所変更された場合は、事務局までご連絡ください。また、会報紙が送られて来なかった方もご一報ください。
連絡先
宮城県仙台第三高等学校尚志会事務局
〒983-0824
仙台市宮城野区鶴ヶ谷一丁目19番
TEL : 022-251-1246
(学校:平日 9:00~16:00 受付)
FAX : 022-251-1247(学校)
宮城県仙台第三高等学校尚志会 会則
第1章 組織および目的
- 第1条
- 本会は宮城県仙台第三高等学校尚志会と称し、事務局を同校内に置く。
- 第2条
- 本会は会員相互の親睦を図ると共に母校の発展を助成し、併せて在校生に対する激励を行うことを目的とする。
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第2章 事業
- 第3条
-
- 会員名簿の作成
- 会報の発行とホームページの維持管理運営
- 在校生への援助
- 講演会等の主催
- その他本会の目的達成に必要な事項
第3章 組織
- 第4条
- 本会の会員は次の通りとする。
- 正会員 宮城県仙台第三高等学校卒業生、又はこれに準ずる者で役員会で認めた者
- 特別会員 現旧職員及び本会より推挙された者
- 第5条
- 本会に次の役員を置く。
- 会長 1名
- 副会長 3名
- 監事 2名
- 常任幹事 10名
- 幹事 若干名
会長、副会長、監事、常任幹事は総会にはかり、正会員中より選出する。幹事は会員中より会長がこれを委嘱する。
- 第6条
- 役員の任務は次のように定める。
- 会長は会務を総括し本会を代表する。
- 副会長は会長を補佐し、会長に事故があるときはこれを代理する。
- 監事は本会の会計監査にあたる。
- 常任幹事は本会の庶務、会計その他諸般の会務を掌る。
- 第7条
- 役員に任期は3ヶ年とする。但し重任を妨げない。任期途中で欠員があるときは、次期総会もしくは臨時総会で選出する。
- 第8条
- 本会に顧問及び参与を置くことができる。顧問、参与は会長が委嘱し、会長の諮問に応ずる。参与には現学校長を推挙する。
第4章 総会
- 第9条
- 本会は毎年1回定例総会を開き、諸般の協議並に報告を行う。また役員会が必要と認めたときは、臨時に総会を開くことができる。役員会は随時これを開き予算、決算その他重要な会務を審議する。
第5章 会計
- 第10条
- 本会は学校長との協議により本会の事務の一部を現学校長に委託し、管理及び執行を委任することができるものとする。尚、委託した事務を変更または廃止しようとするときは、本会は学校長と協議しなければならない。
- 第11条
- 本会の経費は会費、入会金その他を以てこれにあてる。正会員は基本会費として3,600円、入会金として1,000円を拠出するものとする。但し会費は入学時より正会員となるまでの在学中に分納しこれにあてる。事情により正会員になれなかった者に関しては、請求があれば分納金を返却出来るものとする。
- 第12条
- 本会の財政基礎を強固にするため正会員は会費として年額2,000円を拠出するものとする。
尚、満60歳に達する年度より、その後の年会費については一括終身納入制度を活用することができる。一括納入金額は、30,000円とする。
- 第13条
- 本会の会計年度は毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終る。
第6章 総則
- 第14条
- 本会則は総会の決議により変更することができる。
- 第15条
- 会務執行上の細則は別に内規として定める。
- 第16条
- 会員の多数存在する地域又は団体に支部を設けることができる。支部を設けた時は直ちに報告するものとする。支部は年1回支部の活動について事務局に報告する。
附則
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- 本会則は昭和41年4月1日より施行する。
- 昭和48年8月12日一部修正。
- 昭和53年8月13日一部修正。
- 昭和60年8月11日一部修正。
- 昭和63年8月9日一部修正。
- 平成2年8月12日一部修正。
- 平成6年9月10日一部修正。
- 平成17年9月14日一部修正。
- 平成18年9月9日一部修正。
- 平成20年9月13日一部修正。
- 平成22年5月28日一部修正。
- 平成23年6月24日一部修正。
- 慶弔内規
- 慶祝・・・・・考慮しない。
- 弔問
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- 会員・会員家族・・・原則として考慮しない。
- 母校教職員、旧職員、特別会員・・・弔電(香典についてはその都度考慮する)
- 在校生・・・香典(5,000円)
- 尚志会「功労賞」授与基準
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- 全国大会(全国高等学校総合体育大会、国民体育大会、甲子園大会等)に出場した者で、人物がすぐれていること。
- 部活動を3ヶ年間継続し、高校生活において、人間的にも、模範的は人物であること。
- 生徒会及び部活動において指導的立場として努力した功績と、後輩の指導にも貢献した人物であること。
- 受賞候補者を選考するときは顧問会議、生徒会関係職員の会議を経て、審議し、尚志会と協議の上決定する。